先日、レブロン・ジェームズとケビン・デュラントがアメリカ大統領などについて語る動画が公開された。
そしてこの動画に反応したのが、トランプ大統領の御用メディアであるフォックスニュースのローラ・イングラハムキャスターだ。
自身のコーナー内で上記の動画を取り上げ、二人に対して以下のように言い放ったのだ。
ああレブロンとケビン、あなた達は素晴らしい選手だが、誰もあなた達のために投票しなかった。何百万人が彼らのコーチになるためにトランプを選出した。政治的なコメントは胸にしまって、黙ってドリブルすべきだ。
Laura Ingraham says #LeBronJames should “shut up and dribble” and leave political comments to people who didn’t leave high school a year early. pic.twitter.com/vwInOpZJZq
— Thomas Bishop (@bishopk0s) 2018年2月16日
ある種の差別発言と捉えられ、この発言について各大手メディアは大々的に報じた。
このクソコメントについてその後レブロンは以下のような画像をインスタにアップ
さらに夜が明けメディアデーとなった日本時間02/18、レブロンはこのことについて以下のようにコメント。theundefeatedが伝えている。
俺らは絶対に黙ってドリブルはしないだろうね。絶対にそんなことはしない。
俺にとって社会はとても重要だ。若者は俺にとってとても重要だ。出口がないと感じている子供が多く居て、彼らは自分たちの状況から脱出するために助けを導く誰かを必要としていて、それは俺にとってとても重要なんだ。ここにいる二人の息子、ここにいる彼らの友達、家にいる娘、俺の妻や家族やインスピレーションや出口を見つけようとしている人間は、俺にとってとても重要なんだ。彼らはどれほど偉大なことができるか、どれほど夢を叶えれるかを見つけ出すんだ。
彼女がした素晴らしいことは、俺をより意識的にしてくれたことだ。NBAのベストな週末であるNBAオールスターウィークエンドでここに座って、社会的不平等や平等について語っているんだよ。
なおイングラハムはレブロンのことを高校中退者と呼んでいたが、レブロンはきちんと高校を卒業してNBA入りしており、きちんとファクトチェックしてほしいとも語っている。
差別や学問について熱く語るNBAプレイヤーは多いが、レブロンほど感情的にならず冷静になれる選手は居ない。
プレーだけでなく、知性や感性でも、ファンを魅了してくれることだろう。
またレブロンだけでなく、様々なプレイヤーがこの事についてコメントを残すかもしれない。