NBAの顔として長年素晴らしい活躍を披露しているレブロン・ジェームズ。
今季でもう33歳になった彼だが、なんとこの歳でキャリアハイに近い成績を残し、プレーオフでも同じ人間とは思えないパフォーマンスを披露している。
というわけで、レブロン・ジェームズと同じ年齢(1984年生まれ)の現役選手と意外なスタッツを独自にピックアップした。※成績は今季までのもの。名前横に記されたランキングは引退選手を含む1984年生まれの選手内で算出。
レイモンド・フェルトン(通算アシスト数3位)
2005年全体5位指名で シャーロット・ボブキャッツに指名され、21歳でNBA入りを果たしたフェルトン。5シーズン過ごしたボブキャッツから放出された後は合計8チームを渡り歩くジャーニーマンと化している。だがそれでも通算アシスト数はこの年の生まれでは3位という素晴らしい成績を残しており、所属したチームではそこそこ重宝されて来た。今季もサンダーで82試合全てに出場している。
ザザ・パチュリア(通算オフェンシブリバウンド数1位、パーソナルファウル数2位)
数々の悪行とその顔からアンチの多い選手として有名なザザ・パチュリア。悪いイメージが先行している彼だが、42位という低い指名順位の選手ながら15年もNBAのチームに所属しており、なんとあのレブロン・ジェームズよりも多くオフェンシブリバウンドを獲得している。衝撃だ。
JJ・レディック(通算3P成功率3位、成功数2位)
NBA屈指のイケメンとして知られるレディック。7シーズンを過ごしたオーランド時代よりも印象的な活躍を披露したのはクリッパーズ時代。クリス・ポール、ディアンドレ・ジョーダン、ブレイク・グリフィンが主力だったチームにおいて外から正確なショットを多く決めた。なおキャリアハイは意外にもシクサーズへ移籍した今シーズンで、チーム2位となる平均17.1得点を記録している。
アンドレ・イグダーラ(通算スティール数2位、試合出場数3位)
レブロンを封じることができる数少ない選手として近年のウォリアーズで重要な役割を担ってきたイグダーラ。そのレブロンと年が同じなのは少し意外かもしれない。通算スティール数からわかるようにディフェンスのイメージが強い彼だが、シクサーズ時代は運動能力の高いスコアラーとしてチームを牽引し、2007-8シーズンにはチーム1となる平均19.9得点を記録している。シクサーズ時代の彼のダンク集は必見。
カーメロ・アンソニー(FG数、出場試合数、試合時間2位)
レブロンと同じ年のドラフトでNBA入りし、所属したナゲッツ、ニックスでは圧倒的エースとして活躍。NBA屈指のスコアラーとして長く活躍している。サンダーに移籍した今季はポール・ジョージ、ラッセル・ウエストブルックと共にBIG3を結成し躍進が期待されたが、終わってみればキャリアワーストとなる平均16.2得点しか記録できず。ルーキーシーズンから続いていた平均20得点以上もついに途絶え、大きな失望を招くシーズンになってしまった。来季の巻き返しに期待したいところだが、サンダー残留はまだ確定しておらず、去就が不透明な状況となっている。
なお今季チームに所属していた選手ではアンドリュー・ボーガット、ケンドリック・パーキンス、マーチン・ゴーダットなどもこの年生まれ。所属先なしor事実上の引退となっている主な選手としてデロン・ウィリアムス、クリス・ボッシュ、ネイト・ロビンソンなどがいる。
このメンツを見る限り、レブロンのヤバさが改めてわかったことだろう。