34歳ながら下馬評の低かったサンダーを牽引し、大きく評価を上げたベテランポイントガードのクリス・ポール。先日行われたオールスターでもベテランとして絶大な存在感を示し、オールスターを成功させる大きな一因となった。
ポールは所属した各チームでリーダーとして振舞い、現NBA選手会会長でもあるなど強烈なリーダーシップを持つ選手として知られている。となれば当然、引退後はコーチとしてまたNBAで活躍する姿が容易に想像できるが、本人は今のところ全く考えていないようだ。NBA.comのインタビューで彼は以下のようにコメントしている。
NBA.com:GMサーベイでは、あなたは常に現役選手中ではいつかベストなコーチになるとの票を一番多く獲得している。コーチになりたい?
ポール:ノーチャンスだね。時間が問題だよ。今みたいな旅はしたくないんだ。できるだけ試合の近くにいたい。いろんな試合を見てるからね。だけど子供と家族の周りにいたいんだ。
NBAの選手はレギュラーシーズンだけで82試合をアメリカ中で戦い、家族との時間はオフシーズン以外では取ることが難しい。
引退後はゆっくりとした時間を過ごすだろうが、コート上の監督として活躍しているポールのコーチ姿を見てみたいものだ。