高校・大学時代怪物としてレブロン・ジェームズ以来となる注目を集めたザイオン・ウィリアムソンだが、その体重とサイズ故NBA入り前から怪我への懸念が絶えず存在していた。
実際昨季はシーズン前半を膝の負傷により離脱していたのだが、今季は大きな負傷離脱もなくリーグ屈指の効率的なスコアラーとして2年目ながら強烈な活躍を披露している。
だがニューヨーク・ニックスで活躍した元NBAプレイヤーのチャールズ・オークリーによれば、ザイオン・ウィリアムソンよりもニックスのジュリアス・ランドルのほうが良い選手だという。彼の以下のコメントをFadeaway Worldが伝えている。
私はジュリアス・ランドルがザイオン・ウィリアムソンのより良いバージョンだと思う。なぜならランドルはザイオンより多彩だからね。昨季私はニックスにスーパースターがいないと言ったが、今はランドルというスーパースターがいる。ザイオンは特別な存在ではない。
オークリーによれば、ザイオンはドリブルを止めることさえできれば大したことがないという。
スタッツで比べるとザイオンが平均26.9得点7.2リバウンド3.6アシストFG成功率61.8%3ポイント成功率32.3%であるのに対し、ランドルは平均23.9得点10.4リバウンド6.0アシストFG成功率46.1%3ポイント成功率41.8%を記録。
ランドルのほうが多彩でありかつディフェンスの出来る選手であるのに対し、ザイオンは得点面以外で傑出している訳ではないが異常な効率性で得点を重ねている印象だ。
比べるのは非常に難しいところだが、ザイオンはこれだけの数字をまだ2年目ながら残していることに大きな凄味がある。これからさらに成長することが出来れば、オークリーの意見も変わるかもしれない。