シーズン序盤から不調に喘ぎ一時はリーグワーストの位置にいたワシントン・ウィザーズだが、レギュラーシーズンを8位で追加するほどの巻き返しを見せると見事プレイイントーナメントを勝ち抜き第8シードを手に入れた。
その躍進にはラッセル・ウエストブルックの復調が大きく関わっており、後半戦にトリプルダブルを量産し彼に対する評価を大きく覆したわけだが、我々の感覚が狂っているだけでトリプルダブルを量産するのは非常に難しいことであることをお忘れではないだろうか?
そのため多くの選手がウエストブルックに対する低評価に対し疑問を呈していたわけだが、ウエストブルック自身が得点アシストリバウンドどれが一番難しいかについて言及したようだ。彼の以下のコメントをFadeaway Worldが伝えている。
一番難しいのは多分自分でコントロールできないアシストだろうね。選手達のシュート精度をコントロールすることは出来ない。チームメイトのシュートを簡単にさせることは出来ても、それが入るかどうかはコントロールできない。リバウンドと得点は自分だけで獲れるけど、チームメイトのシュートを操ることは出来ないんだ。
謎に説得力のあるウエストブルックの意見だが、ガードポジションの選手が自分より身長の高い選手から二桁リバウンドを取るのは本来非常に難しいはずだが・・・彼の身体能力は恐るべし。
とはいえ今季はキャリアハイとなる平均11.7アシストを記録し自身3度目となるアシスト王に輝いたウエストブルック。ターンオーバーの多さが目立つものの、その能力は歴代屈指と言えるだろう。
プレイオフで対戦予定のフィラデルフィア・シクサーズではリーグ屈指のディフェンダーであるベン・シモンズとのマッチアップが注目されているが、あまり良い成績を残していないプレイオフで彼はどんな活躍を見せてくれるだろうか。