リーグ屈指のツーウェイプレイヤーでありクリッパーズのエースとして活躍したクワイ・レナードは、来季の契約がプレイヤーオプションとなっている。
現時点ではオプション破棄が有力視されており、ダラス・マーベリックスやマイアミ・ヒート、ニューヨーク・ニックスといったキャップスペースに余裕のある強豪チームが彼の獲得を狙っているのではとの噂が流れているが、クリッパーズ残留の可能性は低くないのかもしれない。
NBAインサイダーのMarc Steinによれば、レナードはクリッパーズ残留以外に興味が無いという。
リーグの情報源が伝えたもっともありそうなシナリオは、レナードがプレイヤーオプションを行使しFAになった上でクリッパーズに残留するか、スティーブ・バルマーにとって悪夢でありリーグに衝撃を与えるであろう他チームとの契約だ。レナードと南カリフォルニアの親和性を考慮し、多くのライバルチームのフロントオフィスは彼が3回目のチームの切り替えには興味が無いと推測している。
一方で他チームと契約する可能性が0ではないため、クリッパーズから離れることも十分あり得るという。
とはいえレナードのホームはLAであり、クリッパーズにはタイトルを獲得するための十分な戦力が揃っている。そのため靱帯部分断裂の影響によりレギュラーシーズンのほとんどをリハビリに充てるとされるレナードがいなくても、プレイオフ進出は十分に可能だろう。
今季クリッパーズははフランチャイズ史上初めてカンファレンスファイナルに進出したが、タイトル獲得のためにはレナードの存在が必須。彼のこの夏の決断によってFA市場は大きく動きそうだ。