昨季タイトルを獲得したミルウォーキー・バックスで大きな貢献を見せたPJ・タッカーは、今夏FAになりタイトルコンテンダーかつイースタンカンファレンスでバックスのライバルであるマイアミ・ヒートへ移籍した。
マイアミ・ヒートといえば2シーズン前プレイオフでバックスを倒すなどしファイナルへ進出したチームであり、その際は強固なディフェンス力を持つという点で共通しているジェイ・クラウダーが大活躍を披露。ただ昨季はFAになりオフシーズンに彼を残留させることが出来ず。フェニックス・サンズに移籍しファイナルに進出した一方、ヒートはプレイオフでバックスにスイープされた。
そのためメディアデーではクラウダーを話題に出した上でタッカーに質問が飛んだ訳だが、彼は自身とクラウダーが違う選手であるということを明確にしたようだ。彼の以下のコメントをHot Hot Hoopsが伝えている。
ジェイはジェイだ。ジェイはここで働いた。でも俺は違うプレイヤーであり、俺はジェイじゃない。彼の穴を埋めるつもりはない。俺は自分が出来ることを作って、自分の能力をチームにもたらす。ジェイが居た時とは違うチームと感じているし、皆成長している。タイラー・ヒーローもダンカン・ロビンソンも当時から成長したし、みんなそうさ。全く別のチームになったと感じてる。
タッカーは昨季再建に舵を切ったヒューストン・ロケッツからウェイブされ、バックスに移籍。得点面ではあまり活躍できなかったものの、強烈なディフェンス力とリーダーシップを発揮。特にプレイオフカンファレンスセミファイナルでは対峙したケビン・デュラントを苦しめた。
ヒートはバトラーやアデバヨ、同じく新たに加入したカイル・ラウリーなど熱い闘志を持ちハードワークを得意とする選手が多く、タッカーのプレイスタイルと合致している。
36歳であり大ベテランの域に突入しているが、ヒートではどんな活躍を披露してくれるだろうか。