日本時間10月13日、ワクチン未接種者に厳しい制限を設けているニューヨークを本拠地に構えるブルックリン・ネッツは、まだワクチンを打っていないカイリー・アービングをチームに参加させない方針であると発表した。
GMによると彼の意思は尊重するものの、チームとしてチャンピオンシップを狙う以上パートタイムとしてプレイさせることは出来ないという。
アービングはワクチンを打たない限りチームのホームゲームと練習に参加することが出来ず、出場できる試合はアウェイでの試合のみ。さらにアウェイ先がニューヨークと同じ制限を敷いている場合は同じく試合に出場することが出来ない。
こうなった以上ワクチンを打たない限りNBAでプレイできなくなるためアービングには引退の噂が流れていたが、その噂について本人がインスタグラムライブで否定したようだ。彼の以下のコメントをThe Score.comが伝えている。
俺は引退しないし、噂されている形でゲームから離れるつもりはない。、まだやるべき仕事はたくさんある。刺激を与えるべき若手選手はまだたくさんいる。彼らは僕らよりも優れた選手になりたいと望んでいるのを知っているからね。
誰もいろんなことを話してきた俺から力を奪うことなんて出来ない。俺が引退するなんて思わないでくれ。ワクチンの規制やワクチンを打たないでいるだけでゲームを諦めるなんて思わないでくれ。それはあり得ない。
これまで社会活動に積極的であり物議を醸すことも多かったカイリー・アービングだが、今回の件は自身のキャリアに影響を与える事であり、本気で引退するのではと思ったファンも少なくないはずだ。
引退しないと発言したとはいえ、バスケットボールプレイヤーとして仕事の場を失っている以上彼の出来る選択は非常に限られている。現状ワクチン未接種者に対する規制が緩和されるorワクチンを打たない限りアービングがブルックリン・ネッツに復帰しチームと共に動くことは出来ないが、今後の動向にも注目が集まりそうだ。