共にオールスタープレイヤーでありチームの中心的役割を担ってきたカイリー・アービングとベン・シモンズが今季怪我以外の理由で一度もプレイできていないのは皆さんもご存じだろう。
シモンズはトレードを要求しチームへの合流を拒否したままの状況が続いており、アービングはチームに参加するために必要なワクチン接種を受けないという選択を行い試合に出場することが出来ずにいる。怪我以外で試合に出場出来ない以上彼らには大きな批判が集まっており、2人とも現在トレードの対象になっているなど、NBAプレイヤーとして厳しい状況に陥っている。
だが、厳しいのはそれだけではないのかもしれない。
Fadeaway Worldによれば、シモンズとアービングが今季これまでに受けた罰金額の合計が非常に大きなものになっているという。
両者の信じられない決定により、彼らは試合を欠場するたびに罰金処分を受けている。Spotracによれば、シモンズはレギュラーシーズン16試合とプレシーズン4試合に欠場し合計約743万ドルを罰金として失っている。またカイリーが罰金により失った合計額はレギュラーシーズン13試合とプレシーズン2試合分約571万ドルになる。
両者の額を合計するとなんと1315万1428ドル、日本円にして約15億に及ぶ。Spotracの両者の罰金項目を調べてみたところシモンズは「チームドクターに従わずチームのバスケットボールに関する動きに参加していない」という理由で罰金が科せられ、アービングは「コロナウイルスのプロトコル検査に参加していないため」という理由で罰金が科せられている。
2人ともオフシーズンの主役と言えるほど様々な噂が流れていたが、まさかここまで長い間試合に欠場し続けるとは誰も予想できなかっただろう。ただシモンズはシモンズからトレードで放出されない限りプレイする可能性が生まれないのに対し、アービングはワクチンを受けるかニューヨークの規制が変わるだけで試合に出場出来るため、両者の立場は微妙に違う。
一応シモンズにはロサンゼルス・レイカーズとニューヨーク・ニックスが興味を持っているとの報道が、アービングにはSNSでバスケットボールシューズを履く動画を公開したことから復帰の可能性が高まっているとの報道があるが、いずれも具体的に何かが決まった訳では無い。現状が大きく変わらない限り両者の罰金額の合計はさらに膨らむことになりそうだが、彼らはいつNBAゲームに復帰することになるのだろうか。