今季圧倒的な強さを見せ王朝復活の兆しを示しているゴールデンステイト・ウォリアーズで特にチームを牽引する活躍を見せている選手と言えば、得点面でリーグトップクラスの数字を残しているステフェン・カリーとディフェンシブプレイヤーオブザイヤー候補入りの声が多く上がっているドレイモンド・グリーンだろう。
ただここ数年あまり良い成績を残すことが出来ていなかったアンドリュー・ウィギンスが今季攻守両面で大きな成長を見せており、チームに欠かせない戦力となっているのもウォリアーズ躍進の大きな要因と言えるだろう。
そのウィギンスについて、チームを指揮するスティーブ・カーHCは以下のようにコメント。Yahoo Sportsが伝えている。
彼はリーグトップクラスのツーウェイプレイヤーだよ。彼は毎晩安定して18~20得点を記録してくれる。3ポイントを約42%の確率で沈めて、どの試合でも一番相手するのが大変な選手をガードしている。クレイがいない今のチームにおいてディフェンス面で非常に重要な役割を担ってくれているんだ。
身長が201㎝あって、力があってアスレチックで、ビッグマンを相手にしても守ることが出来るだけでなく、より小さな強力なポイントガードを守ることも出来る。非常の価値のある選手だよ。チームが勝っているし私はオールスターに選ばれるべきだと考えている。もちろん彼に似た選手はいるし投票だから選ばれなくてもしょうがないけど、チームが勝っているということをより重視するべきだ。その点で我々は序盤から素晴らしい数字を残しているし、ウィギンスはオールスターに値すると考えているよ。
ウルブズ時代はマックス契約を貰いながらディフェンス力が無く非効率的なスコアリングに終わりチームを勝利に導くことが出来ていなかったため大きな批判を受けウォリアーズ移籍後もあまり改善しなかったため継続的に少なくない批判を受けてきたウィギンス。だがカーの言う通り今季のウィギンスは安定感とディフェンス力が際立っており、26歳にして明らかな成長を見せている。
クレイ・トンプソンが復帰した際ウィギンスがどう使われるか依然として未知数ではあるものの、ここまでの活躍は間違いなく素晴らしいもの。オールスターに選ばれるかどうかは微妙なところだが、ここまでの活躍を継続して示すことが出来ればリーグトップクラスのツーウェイプレイヤーとしての評価を確立させることになりそうだ。