開幕前クリーブランド・キャバリアーズと5年約1億ドルという大型契約を結んだジャレット・アレンは、ここまで予想外の躍進を果たしているチームの中心として活躍している。
だが先日発表されたオールスター出場選手リストの中に彼の名は含まれず。アンソニー・デイビスやラメロ・ボールらと共に「最も残念な落選者」と各メディアが評することになった。
今季のオールスターはクリーブランドで行われるため選出には大きな期待がかけられていた訳だが、彼の落選についてキャバリアーズのHCを務めるJB・ビッカースタッフは以下のようにコメント。Cavsnation.comが伝えている。
ジャレットは落ち込んでいると思う。彼が成し遂げているものを見ると、落選を正当化する現実的な方法は存在しない。リーグにはとても多くの才能あふれる選手がいるから難しいけど、勝利をリスペクトすれば、彼がオールスターに選ばれないなんてあり得ないよ。
我々は彼がオールスターに選ばれなかったことに非常にがっかりしている。だけどジャレットがどういう選手かを知っている。彼はこれからも試合に出て人々が間違っていたということを証明し続けるだろうね。
昨季からの大幅な改善を見せているキャバリアーズにおいて、ジャレット・アレンはいずれもキャリアハイとなる平均16.2得点11.1リバウンドFG成功率66.7％を記録。リーグ屈指のディフェンシブビッグマンに成長したが、数字が少し足りなかったのか選出とはならなかった。
だが発表された数日後に行われたシャーロット・ホーネッツ戦ではキャリアハイとなる29得点22リバウンドというモンスタースタッツを叩き出すなど、既にその落選が間違いだったのではと思わせるような活躍を見せている。
チームは現在イースタンカンファレンス上位に進出しており、混戦模様の上位を今にも抜け出そうとしている。更には今朝インディアナ・ペイサーズのスコアリングガードであるカリス・レバートの獲得に成功したとの報道も流れ、今後さらに成績を上げる可能性がある。残念ながらオールスターに選ばれることは無かったが、アレンがここまでのパフォーマンスを披露し続けることが出来れば、シーズン後の彼の評価は開幕前と大きく変わることになりそうだ。