開幕前タイトルコンテンダー筆頭と目され序盤からハイペースで勝ち星を積み重ねていたブルックリン・ネッツだが、ケビン・デュラントが怪我で離脱すると一気に成績を落としている。
それに加えジェームズ・ハーデンがトレードで移籍したことで現在BIG3の中でチームを牽引できるのはカイリー・アービングのみ。ただ彼はワクチン未接種を貫いており、チームが厳しい時を過ごしているのにも関わらず自身の決断を曲げない姿勢にファンからは批判の声が上がっている。
そのアービングについて、ケビン・デュラントは以下のようにコメント。ESPNが伝えている。
特にメディアやファンから、カイリーは常にみんなから簡単にスケープゴートにされてきた。彼らは彼を多くの問題のスケープゴートにするのが好きなんだ。だから彼を批判し易いんだよ。
ネッツは現在泥沼の11連敗中。タイトルを獲得したチームがレギュラーシーズン中にこのような大型連敗を記録することは無く、このまま順位を落とせば魔境と化しているイーストのプレイオフ進出すら危うくなる。
その状況を改善させるためにもアービングの活躍が求められておりファンからの批判は期待の現れでもあると思うのだが、アービングはチームが危機的な状況に陥っても決断を変えるつもりはないと語っている。
そのためアービングが残りシーズンで出場できる試合数はたった8試合となっており、たった8試合でネッツの状況を改善させることは難しい。ニューヨーク市の規制が緩和される以外アービングの状況を改善させる手段は残っていない訳だが、彼は批判を黙らせる活躍を見せることが出来るだろうか。