昨季タイトル獲得が期待されながらレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの負傷離脱により調子を落としたロサンゼルス・レイカーズ。プレイイントーナメントを突破しプレイオフに進出したものの、ファイナルに進出したフェニックス・サンズ相手に敗退を喫した。
そして日本時間3月14日サンズのホームでサンズ対レイカーズが行われたのだが、試合前サンズとのシリーズ途中で負傷離脱したアンソニー・デイビスが記者の「君の怪我がレイカーズ敗退の大きな要因だった?」との質問に対し以下のようにコメントし話題となっていた。
「そうだったね。みんなそう思ってる。それまでは俺たちが1つリードしていたからね」
昨季のプレイオフ第4戦でデイビスは鼠径部を痛め試合途中で退場したのだが、確かに当時デイビスが離脱するまでレイカーズはシリーズを2勝1敗としており優位に立っていた。デイビスもその期待に応える活躍を見せ3試合で平均27得点を記録していたため、彼の離脱がレイカーズに大きな影響を与えたのは間違いない。
だがこの発言について、サンズのエースであるデビン・ブッカーが反応した模様。このことについて聞かれた際の彼の以下のコメントをSports Keedaが伝えている。
それはないね。そうなってほしかっただけだろう。もはや面白いね。全部Ifの話じゃないか。もしIfが真実だとするんなら、酒でも飲んでるんだろう。もし俺のおばさんの股の間に何か生えていたら、彼は俺のおじさんになるんだろうね。このゲームにはたくさんのIfがある。そして歴史を見てみると、全てのシーズンの全てのチームにそういったIfがあるんだ。
言い回しで草。
なおデイビスが欠場した3月14日の試合は第1クオーターに26点差をつけ実質試合を終わらせたサンズが140対111で勝利した。
サンズは現在ウェスタンカンファレンス首位を快走しており、レイカーズは9位。プレイイントーナメントの形式上8位以上でフィニッシュしない限り第7シードを獲得することは出来ないため、このままの順位でフィニッシュしレイカーズがプレイイントーナメントを突破した場合、レイカーズは再びプレイオフ第1ラウンドでサンズと対戦することになる。
順位で一つ上のクリッパーズとはゲーム差が離れておりプレイイントーナメント圏外11位のポートランド・トレイルブレイザーズともゲーム差が離れていること、ニューオーリンズ・ペリカンズの主力が軒並み離脱していることを考えると、レイカーズとサンズが再びファーストラウンドで対戦する可能性は低くないと見て良いだろう。
そうなった場合デイビスの意見が本当だったか(そもそも出場できるか怪しいが)など見どころの多い戦いになりそうだが、両チームの関係は今後も注目を集めることになりそうだ。