今季のルーキーオブザイヤーレースは序盤からドラフト3位のエバン・モーブリー、4位のスコッティ・バーンズが牽引してきたが、ここに来てドラフト1位でピストンズに指名され序盤は苦しんでいたケイド・カニングハムが大きな巻き返しを見せている。
ここからの戦い次第でルーキーオブザイヤー争いは大きく変わってくるだろうが、そのカニングハムを指揮するピストンズのHCドウェイン・ケーシーは彼について以下のようにコメント。Rookie Wireが伝えている。
彼がルーキーオブザイヤーだろう。才能が伸びたという点において、彼に近い選手は存在しない。私は長い間NBAに居てとてもたくさんの選手達を見てきた。我々が再建チームであるということが唯一の欠点だけど、才能面で見れば、彼は必要な状況において、ゲームを終わらせる能力を持っている。まるで10年目のベテランプレイヤーのようだ。我々は望む限りクラッチの状況で彼に任せ続けるだろうし、彼がルーキーオブザイヤーだ。
元々例年のドラフト1位指名選手のような優れた身体能力を直腸としている訳では無く、また派手なタイプでもないカニングハム。それ故か序盤適応に苦しんだ際はドラフト1位指名選手としての能力が足りていないのではとの声が多かったが、2月以降は素晴らしい活躍を見せている。
ただ依然としてモーブリーの活躍も素晴らしく特に彼はチームを上位に導く原動力の一つとなっているという点で高い評価を得ている。現地メディアの予想やブックメーカーの予想を見る限り今のところモーブリーがルーキーオブザイヤーを獲得する可能性が高いが、カニングハムはここからどんな追い上げを見せてくれるだろうか。