日本時間3月17日行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ボストン・セルティックスの試合で、ルーズボールを競り合った際ステフ・カリーが足首を痛め試合途中で退場する場面があった。その際セルティックスのディフェンダーであるマーカス・スマートがカリーの足に絡むほど体を投げ出したことから、直後ウォリアーズのHCであるスティーブ・カーがスマートに怒り心頭(※試合後混乱していてその時はダーティープレイだと考えたと釈明している)。動画サイトでも大きな話題となっていた。
スマートはリーグ屈指のディフェンダーと評されている一方フロッピングや荒いプレイが多いこともありこのプレイに対し「ダーティープレイ」と呼ぶ声も多いようだが、少なくともカリーのチームメイトであるドレイモンド・グリーンはそうは思っていないようだ。
このプレイについて、グリーンは以下のようにコメント。ESPNが伝えている。
マーカス・スマートがああいったプレイをすることは予想できる。彼はハードにプレイするからね。俺はあれをダーティプレイだとは言えない。不要だとは言えるかもしれないけど、ダーティーとは言えない。
どんなレベルのバスケットボールであれ、俺達はボールがコート上で転がれば飛び込めと教えられている。マーカスはそうしただけだ。だからダーティーだとは言えない。不要なダイブだとは言えるかもしれないけどね。
ウォリアーズは近年チームの象徴と言える存在であるステフ・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンが怪我に見舞われ続けてきたが、前の試合でドレイモンド・グリーンが1ヶ月以上の怪我から復帰したことで、ようやく彼ら3人が同じコートに立てるようになったばかり。またカリーはこれまで何度も足首の怪我を負っているため、ウォリアーズファンの間には大きな不安が募っている。
もしカリーが長期離脱となればチーム及びリーグにとって大きな損失となるが、軽症であることを祈る他ない。
なおスマートは試合後このプレイについて以下のようにコメントしている。
ボールを見て、ボールにダイブしただけ。不慮の事故だよ。
ダーティープレイだと言われると確信している。だけど俺は自分が誰かをわかっている。俺はとてもハードにプレイしてコートに全てを置く。俺のチームメイトも、同僚も、俺がダーティープレイヤーでないことはわかっている。