今季のNBAはあと数週間でレギュラーシーズンが終わる。プレイオフ進出及びプレイイントーナメント争いが激化し注目が集まっているが、プレイオフに進出出来なかったチームは来季に向け動き出すことになる。
近年のNBAでは過去見られなかった大型トレードが頻発しており少しづつ夏の移籍市場に向けた噂も流れ始めている訳だが、今回はFadeaway Worldがまとめた「今夏トレードされそうなスタープレイヤー」10人の内前半5人を見てみよう。
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【前編】
ジェレミー・グラント
今季の成績:平均19.5得点4.0リバウンド1.1ブロック
移籍先候補:サンダー、キングス、ペイサーズ
ピストンズが彼を放出しないことを決めるまで、ジェレミー・グラントにはデッドライン辺りトレードの噂があった。来季総額6000万ドルの最終年を迎える彼は今夏新たに4年約1億1200万ドルの延長契約締結の上ピストンズへ残留することを狙っていると報道されている。ただ一人でチームのオフェンスを牽引することが出来ずキャリア3ポイント成功率34.8%の選手に1年あたり約2800万ドルのサラリーを与えるのは難しいため、GMトロイ・ウェーバーは彼の放出を狙う可能性がある。
デッドラインではネッツやブレイザーズといったチームが彼の獲得に興味を示した。この内ネッツはベン・シモンズを獲得しアセットを放出し、ポートランドも再建に乗り出したため興味を失ったとされる。
インディアナ・ペイサーズもデッドラインで彼の獲得に興味を示していたチームの一つ。彼らはマイルズ・ターナーとの交換で彼の獲得を狙っていたようだが、その時既にドマンタス・サボニスを放出していたため、ターナーを放出すればビッグマン無しで試合に臨まなければならなかった。ターナーは昨季47試合今季42試合しか出場しておらず、価値が下がる前に放出を狙う可能性がある。
またサンダーも興味を示す課かもしれない。彼らは非常に多くのドラフト指名権を保有しており、グラントをシェイ・ギルジアル・アレクサンダー、ジョシュ・ギディーらと組ませるために指名権やキャッシュの放出を厭わないかもしれない。ケイド・カニングハムを中心としたピストンズの再建にはもう少し時間がかかると見られており、高い順位の指名権は魅力的に映るだろう。