昨季プレイオフファーストラウンドで敗れ移籍の噂が流れるようになったダミアン・リラード。激しいノイズの中迎えた今季は序盤からシュートタッチに苦しむと、以前から苦しんできた腹部の怪我が悪化し長期離脱が決定。チームにプレイオフ進出の見込みが無いことから、今季はプレイしないと見られている。
そんな中リラードが怪我について語った模様。Yahoo Sportsの記者Chris Haynesとのインタビューにおいて彼は以下のようにコメント。
Chris Hayens:スタープレイヤー達の離脱期間が長くなると、人々はその選手達の事を忘れてしまう傾向がある。そして新たに台頭した選手達がその穴を埋める。リーグに戻って、自信がまだリーグで最高のポイントガードの一人であることをそういった人間たちに思い出させたいという熱意はある?
リラード:そういったことは考えてすらいない。俺は常に新しいバイアスが現れると思う。このリーグ(のファン)はいつも「誰が最近何かを成し遂げた?」に関心がある。ビッグゲームを記録した期間があって、人々はそういった選手達をまるで世界一のように扱う。過去その流れで多くの利益を得た人間を俺は見てきた。だけど俺は「俺の事を思い出してくれ」って感じでプレイしたりはしない。
俺はちょうど75周年記念チームに選ばれた。それこそ俺が必要とする証明だ。俺の経歴と俺自身が、全てを物語っている。まだ全盛期は来ていないと思っているし、だからこそ復帰して俺の存在を思い出させるためにプレイするつもりはない。俺はやれる。復帰した時に、それを証明するつもりさ。
彼の言うとおりリラードは現在31歳でありまだ老け込むには早すぎる年齢。腹部の怪我はここ数年ずっと我慢してきたものであり、復帰後はパフォーマンスが向上する可能性もある。ただ今季はジャ・モラントとトレイ・ヤングがそれぞれリーグ屈指のポイントガードとして成長しており、リラードの不在を感じさせないパフォーマンスを披露している。
彼がまだリーグトップクラスの選手であることを証明するにはガラリと陣容が変わるであろう来季のブレイザーズを高みに導く必要がある訳だが、来季は彼にとって今後のキャリアを占うシーズンとなりそうだ。