日本時間4月4日行われたトロント・ラプターズ戦で、マイアミ・ヒートのカイル・ラウリーがヒート移籍後初めて古巣ラプターズのホームトロントで試合に出場した。
ラウリーはラプターズでドラフトされた訳ではなくカナダ出身でもないが、近年のラプターズの躍進を大きく牽引した選手の一人。また強いリーダーシップを発揮し、チームの顔の一人としてファンから絶大な支持を受けた。
そのラウリーが、2021NBAドラフト4位指名選手であり入れ替わる形でラプターズに加入したスコッティ・バーンズに言及したようだ。彼の以下のコメントをFadeaway Worldが伝えている。
彼は特別なタレントだ。フランチャイズのコーナーストーンになるだろうし、トロントに完璧にフィットしている。ハードにプレイするやり方や、ゲームでの情熱的な振る舞いがね。そして向上し続けるだろう。彼には「そのまま前進し続けろ、止まるな」と伝えたよ。
バーンズは開幕前「素材型」との評価を受け適応に時間がかかるのではと言われてきたが、序盤からスタメンで起用され欠かせない活躍を披露。ここまで70試合に出場し、平均15.4得点7.5リバウンドと素晴らしい数字を残している。
またラプターズはここまで45勝33敗と苦しんだ昨季から戦績を大幅に向上。基本的にドラフト4位指名権を持っているチームは再建中であることが多いため、プレイオフに進出する可能性の高いチームで4位指名の選手がスタメンで起用されているのは非常に珍しいこと。1年目からプレイオフという大舞台を経験できるチャンスを手にしており、さらなる成長が期待される。
バーンズの成長はラプターズファンの大きな関心事の一つとなっているが、ラウリーが太鼓判を押した彼はここからどんな成長を見せてくれるだろうか。
なお気になったので調べてみたところ、ドラフト4位指名選手がルーキーとしてプレイオフに進出することになれば、2013年にシャーロット・ボブキャッツに指名されたコディ・ゼラー以来8シーズンぶりとなる。