日本時間4月18日行われたプレイオフファーストラウンド第1戦アトランタ・ホークス戦で、マイアミ・ヒートのダンカン・ロビンソンが8本の3ポイントを含む57得点を記録した。
ロビンソンはここ2シーズンマイアミ・ヒートの3ポイントスペシャリストとして活躍。昨夏開幕前にはドラフト外ながら5年約9000万ドルの大型契約を手にしていたが、今季は明らかに苦しいシーズンを過ごしていた。
それ故この試合の活躍は非常に印象的だったわけだが、そのロビンソンが苦しんだ今季について試合後言及した模様。彼の以下のコメントをCBS Sportsが伝えている。
今季は多くの事を学んだ。多くの異なる方法があって、経験があった。今季のこの時にこの活躍が出来たのは美しいことだよ。起こった全ての事が過去。俺はどんな時でもチームの勝利を助けることが出来るし、それしか考えていない。
ベンチからの出場にはいくつかのチャレンジがあった。予想していたことだから少しの時間しかかからなかった。キャリアを始めて、少なくともこのユニフォームを着て以降ベンチからの出場がほとんどだったから、ちょっとした調整だったんだ。だけど今季のこの時期に誰がスタメンを務めているかなんて重要じゃない。勝てるか?チームを助けることが出来るか?、何であれ、チームは勝つ手助けが出来る選手を望んでいる。俺にとって出来ることは何でもすることに固執することで、メンタル面で安定することが出来ているんだ。
レギュラーシーズンでロビンソンが今季3ポイントを8本以上入れた試合はたった2試合のみ。ディフェンスの強度が上がりFG成功率が下降気味になるプレイオフの、それもファーストラウンド初戦でこのパフォーマンスを披露したのは、驚きでしかない。
ロビンソンは今季平均10.9得点FG成功率39.9%3ポイント成功率37.2%とお世辞にも素晴らしいとは言えない成績でレギュラーシーズンを終えた。ただ3月以降は3ポイント成功率を4割に乗せており、秘かにかつてのタッチを取り戻していた。
チームも相手エーストレイ・ヤングを一桁得点に抑え115対91で大勝。上々の滑り出しを見せたが、ロビンソンの復調はアトランタ・ホークスに更なる悪夢をもたらすことだろう。