日本時間4月25日行われたプレイオフファーストラウンド第4戦ミルウォーキー・バックス対シカゴ・ブルズの一戦は、アウェイのミルウォーキー・バックスが序盤からブルズを圧倒し119対95で勝利した。
この試合ではレギュラーシーズンにブルズのアレックス・カルーソに対して非常に質の悪いファウルを犯し怪我をさせたグレイソン・アレンが、前の戦いに続きシカゴのファンから強烈なブーイングを浴びることに。だがそのブーイングに全く動じず、アレンは両チーム合わせて2番めとなる27得点を記録し勝利の立役者となった。
試合後、アレンはブーイングについて以下のようにコメント。ESPNが伝えている。
ベンチのみんながブーイングを楽しんでいるんだ。本当に面白いよね。みんながブーイングを楽しいものに変えてしまったから、あれを試合中に聞くとより楽になるんだ笑
本来ブーイングは俺にとって快適なものじゃない。試合出てブーイングを楽しもうと自分に言い聞かせてる。俺は元々注目やブーイング、やじを不快に思う性格。エネルギーの源にはならないんだ。
そう語ったアレンだが、ミルウォーキーで行われた最初の2戦で合計3得点しか記録できなかったのに対し、シカゴで行われた第3,4戦では合計49得点を記録。クリス・ミドルトンが欠場し役割が増えた影響もあるが、ここまで露骨だとブーイングをエネルギーに変えるのが得意なのではないのかと思ってしまう。
4戦を終えたこのシリーズでは残り3戦がミルウォーキーで行われるため、アレンが大量のブーイングを貰う機会は無くなった。だがそのクリス・ミドルトンは少なくともファーストラウンドを全休する予定であり、アレンは更にブルズファンを絶望に突き落とす活躍を披露するかもしれない。
なおアレンについて、試合後ヤニス・アデトクンポは以下のように語っている。
多分もっとブーイングしたほうがいいんじゃないか。ミルウォーキーのファンもブーイングしないとね笑。それはないか。