日本時間4月26日行われたイースタンカンファレンスファーストラウンド第4戦でボストン・セルティックスに敗れ4連敗を喫したブルックリン・ネッツ。開幕前には誰も予想できなかったスイープという形で、プレイオフファーストラウンドで姿を消すことになった。
今季のネッツはカイリー・アービングのワクチンに関するドラマから始まり、ケビン・デュラントの負傷離脱、ジェームズ・ハーデンのトレード要求、オールスターポイントガードベン・シモンズの到来など様々な出来事があった訳だが、ネッツの選手たちはこの結果で終わったことに間違いなく不満を抱いているだろう。
試合後、プレイオフ中満足のいく活躍を披露することが出来なかったカイリー・アービングは以下のようにコメント。ESPNが伝えている。
俺達はハーデンというフランチャイズプレイヤーを失って、代わりにシモンズというフランチャイズプレイヤーを得た。だけど彼をコート上で見るチャンスを手にすることはなかった。シモンズにプレッシャーを掛けることはなかったし、彼は良い選手だ。彼は来季良くなるだろう。だけど今俺達はページを捲って、フランチャイズとして何が構築できるか楽しみにしている。
それこそ、このようにスイープされた時の更なるモチベーションになる。必ずしも思ったほど上手くプレーできなかったが、今はチームとしての未来と今後数年間何が出来るかを考えているだけで、ワクワクする。
アービングの言う通り今プレイオフのブルックリン・ネッツはジェームズ・ハーデンの代わりにやってきたベン・シモンズを欠いた状態で戦わねばならなかった。そのシモンズは(多分)来季復帰する予定、するはずであり、またシーズン途中から全休したシャープシューターのジョー・ハリスも復帰予定。戦力アップが見込まれている。
ただ今季のアービングはプレイ面以外であまりにも目立ちすぎたため、その評価を一気に落とした。特にワクチンに関する話題は議論を巻き起こし、プレイオフ中に敢行したラマダン(日が昇っている間断食を行うイスラム教の五行の一つ)も賛否両論が巻き起こることに。またプレイオフでは4試合で平均21.3得点と初めてプレイオフに進出した14-15シーズン以降最悪の数字に終わっている。
コート内外で批判の集まるシーズンを過ごしたアービングは来季を見る前に今季を振り返る必要がありそうだが、来季は彼の真価が問われるシーズンになりそうだ。