2021年NBAドラフトにエントリーしどこのチームからの指名されなかったものの、開幕前ニューオーリンズ・ペリカンズとツーウェイ契約を交わしたホセ・アルバラード。当初は出場機会を得ることが出来なかったものの、1月から徐々に出場機会を得るとチームは彼をプレイオフ及びプレイインでも起用させるためツーウェイ契約から4年間のスタンダート契約に変更。
さらにプレイオフでは結果的に敗れてしまったもののフェニックス・サンズの絶対的司令塔クリス・ポール相手に堂々のマッチアップを繰り広げ、その評価を大きく上昇させた。
契約時の評価を考えると非常にアップダウンの激しい1年目を過ごすことになったアルバラードだが、今季について彼はHCウィリー・グリーンにとても感謝しているようだ。彼の以下のコメントをRookie Wireが伝えている。
彼(ウィリー・グリーン)は俺にとってのコーチオブザイヤーだ。彼は俺をより良い人間に、より良い男に、より良い選手にしてくれた。彼が俺達にしてくれたことは、粗さがある時でも皆が俺達に対し疑問を抱いている時でも、正しいマインドセットを持たせ続けたこと。彼はずっと俺達の後ろにいてくれたんだ。感謝してもしきれない。感謝してもしきれない。彼は俺の人生を変えてくれて、今後4年間自分のコーチと呼べることが出来てとても嬉しいよ。
同メディアによればアルバラードは全ルーキー中4位のスティール数を記録しているが、彼より上の3人は2000分以上プレイしているのに対しアルバラードはたった834分しか出場していないという。これは凄い。
当初はGリーグでプレイしていたアルバラードは最終的にレギュラーシーズンで平均6.1得点2.8アシストを記録。身長183㎝ながら堅実なプレイといやらしい守備でプレイオフではライバルのデボンテ・グラハムを押しのけベンチユニットの核として起用された。
ペリカンズではアルバラードの他にシューターのトレイ・マーフィー、ディフェンダーのハーバード・ジョーンズがルーキーながら重要な活躍を見せており、ザイオン・ウィリアムソンを含めた来季の躍進が期待されている。
その来季について「楽しみで待ちきれない。この夏が大事になる」と向上を誓ったアルバラード。恩人ウィリー・グリーンの下さらに成長してくれるに違いない。