MVP候補のジョエル・エンビードに加え、シーズン途中からは元得点王であるジェームズ・ハーデンが加入したフィラデルフィア・シクサーズ。プレイオフでの躍進が期待されたが、カンファレンスセミファイナルでマイアミ・ヒートに敗れてしまった。
今季の終了が決定した第6戦後には落胆の声が広がった訳だが、今季についてシクサーズのHCを務めるドック・リバースは以下のようにコメント。Fadeaway Worldが伝えている。
今季の我々には多くの邪魔があった。シーズンを振り返ってみると、我々はシーズンのほとんどで2番目に素晴らしい選手を欠いていた。誰もここまでの成績を残すとは考えていなかった。だから我々は素晴らしい仕事をしたと思う。ジェームズがやってきてから、もしもう少しまとまる時間があれば、望むものを見ることが出来ただろうね。
シクサーズは今季序盤からオールスターガードでありリーグ屈指のディフェンダーであり、ここ数年ジョエル・エンビードと共にチームを牽引してきたベン・シモンズを欠いた状態で戦っていた。リバースからすれば、シモンズ無しでここまでの成績を残せたのは素晴らしいと感じているのだろう。
ただ来季はハーデンがシーズン序盤からチームにおり、彼が癖であるトレード要求を行わない限りリーグトップクラスの戦力を持つチームを指揮することになる。ケミストリーが構築されれば新たなシクサーズを見ることになるかもしれないが、果たしてリバースHCは手腕を発揮できるだろうか。