先日2022年NBAドラフトの指名順位を決めるロッタリー会議が開かれ、オーランド・マジックが見事ドラフト1位指名権を引き当てた。この会議が行われたことにより様々なファンが今年のドラフト指名候補を検索し、多くの注目を集めている。
では今季の最上位指名候補の「強み」はいったい何だろうか。今回はESPNがまとめた「トップ10指名候補のシグネチャームーブ」の内上位5人のシグネチャームーブ(いわゆる必殺技)を見てみよう。
#5 キーガン・マレー
シグネチャームーブ:左手を駆使したドライブの突破力
シグネチャームーブという味方で考えると、マレーのゲームはあまり目立つものではないかもしれない。ただ彼は今季平均32分の出場で平均23.5得点2ポイント成功率62%3ポイント成功率40%を記録。彼が非常に効果的なのは本数を必要とせずとも様々な方法で得点できるということだ。彼はビッグマンのように走ることが出来、ボールを運び3ポイントの場所からプレイすることが出来る。そこからポストや片足フェイダウェイを駆使し得点することが可能で、オフボールでもプットバックを決める能力を持っている。
だがマレーの特徴的なオフェンシブアタックを挙げるとすれば、左手を駆使したドライブとそこから繰り出される片足フェイダウェイ&ステップバックだろう。シーズン序盤彼が語ったところによると、双子のクリスと共に左手が利き手だった彼は父親から2人を判別しやすくさせるためシューティングハンドを右手にさせられたという。動画で見るとわかるように、オープンな場所での彼の左手のドライブはより強力だ。また最近ではスピンムーブを取り入れ、向上し続けている。スポットシューティング力もあり、ドライブの突破力も含め将来NBAに悪夢をもたらすかもしれない。