今季数シーズンぶりにプレイオフに進出するなど充実のシーズンを送ったミネソタ・ティンバーウルブズ。ここ数年はチームの大黒柱であるカール・アンソニー・タウンズがチームを牽引してきたが、今季は2020年NBAドラフト全体1位指名選手であり2年目のアンソニー・エドワーズが台頭し、タウンズと並ぶスコアラーへと急成長した。
またメンフィス・グリズリーズとのプレイオフシリーズではエドワーズのほうが高い平均得点を記録しクラッチタイムでも勝負強さを見せるなど一気にチームの顔となる顔を披露したのだが、これによりNBA内での彼らの評価も少し変わってきているのかもしれない。
リーグのスカウトがHoopsHypeに語ったところによると、は既にウルブズをタウンズのチームではなくエドワーズのチームとして見ているという。
ウルブズはアント(エドワーズの愛称)のチームだ。KAT(タウンズの愛称)ではないし、彼もそれを知っている。それが彼らの将来だと思う。エドワーズのバスケットボールIQが少し改善したと思っているし、彼は間違いなく競争者。リーグ入りの時に皆が考えていた無頓着な男ではない。スーパースターになるためにも、彼はバスケットボールIQを改善させる必要がある。ディフェンスでのコミットメントも改善する必要がある。
彼は既に素晴らしいプレイヤーになる道を歩んでいる。リーグトップ10orトップ20選手になれるか?それはまだわからない。でもプレイオフでプレイしたことは彼にとって良いことだった。
エドワーズは今季平均21.3得点4.8リバウンドFG成功率44.1%3ポイント成功率35.7%を記録すると、プレイオフでは6試合でチームトップとなる平均25.2得点を記録。1年目に課題だったシュート成功率を改善させ、ディフェンス面でも確かな成長を見せている。
その身体能力は既にリーグトップクラスであり、勝負強さや映える打点の高いダンクなどスーパースターになる要素を兼ね備えているエドワーズ。もしチームの顔としてプレイすることになれば、彼の成長はさらにスピードを上げるはずだ。個人的には今季のジャ・モラントのようなジャンプアップに期待したいが、3年目の来季はどんな活躍を見せてくれるだろうか。