およそ半分以上の試合数を消化し、オールスターも迫ってきているNBA。
ここまでで記録されている意外なチームスタッツを紹介する。
成績は日本時間2018/01/22までのもの
デトロイト・ピストン・・・3ポイント成功率38.1%(リーグ2位)
序盤ロケットスタートに成功したピストンズ。その後は調子を落とし順位を下げているが、3ポイント成功率がリーグ2位なのは意外なのではないだろうか。トップスコアラーとして活躍しているトバイアス・ハリスが41.4%を記録している他、ベンチ陣のルーク・ケナードが44.2%、レジー・ブロックが43.4%を記録している。だが平均得点はリーグ25位と低迷しており、アテンプトが少ない影響で成功率が高くなっているとも言えるだろう。
ロサンゼルス・レイカーズ・・・ペイントエリアでの平均得点53.3(リーグ1位)
カイル・クズマ、ジュリアス・ランドル、ブルック・ロペスの3人が主にペイントエリア内で点を取っている。全体的に身長の高い選手が多く、中でプレイ選手が多いのだろうか。またオフェンシブリバウンドがリーグ4位と相手陣内でリバウンドが取れているのも大きな要因だろう。3ポイント成功率がリーグ最下位のため、中で点を取らざるをえないのかもしれない。ちなみにリーグ2位は怪物フロントコートデュオを擁するペリカンズだ。
フェニックス・サンズ・・・第4クオーターでの平均得点27.3(リーグ1位)
平均得点はリーグ15位だが、第4クオーターに限定すればなんと1位。驚きの記録だが、理由は2位、3位、4位を見れば明らか。2位から順にブルックリン、アトランタ、シカゴ。つまりリーグ下位に沈んでいるチームが最上位を占めているのだ。これはおそらく第3クオーターまでに勝負がついた試合が多いため、第4クオーターでの得点が多くなるのだろう。なかなか面白いスタッツである。
オクラホマシティ・サンダー・・・フリースロー成功率70.3%(リーグ29位)
アテンプトの多いウエストブルックがキャリア最低となる70.7%を記録。カーメロ・アンソニーもキャリア最低の数字を記録している。さらには昨季プレーオフでも話題となったアンドレ・ロバーソンがアテンプトこそ少ないが相変わらずフリースローを外しまくっており(29%)、それがこの数字につながっているのだろう。
フィラデルフィア・シクサーズ・・・一試合平均ターンオーバー数18.1(リーグ30位)
ジョエル・エンビードがリーグ5位、ベン・シモンズがリーグ6位のターンオーバー数を記録しており、それがこの数字につながっている。だが、平均アシスト数がリーグ3位の数字を記録している。基本的にボールをシェアしているチームはターンオーバー数が多くなる傾向があり(平均アシスト1位のウォリアーズはターンオーバー数27位、2位のペリカンズはターンオーバー数28位)、そこまで悲観的に見るスタッツではないのかもしれない。