ドアマットチームだったラプターズを巧みな手腕でリーグ屈指の強豪チームに育て上げたドウェイン・ケーシーは、ラプターズのHCを解任された。
今季のプレーオフでキャブスにスイープされ、大きな失望を招いていたラプターズ。
カイル・ラウリーやデマー・デローザンは彼の解任に反対であったが、球団社長曰く「次のレベルに行くため」の解任だった。
非常に難しい選択であり、特に長年苦楽を共にしたデローザンやラウリーにとって非常に厳しいものになったことだろう。
ケーシーの解任について、ラウリーは以下のようにコメント。ESPNが伝えている。
ケーシーは俺が今まで見て来た中で最高のコーチの1人だよ。
俺らはいつも目を合わせているわけではなかったが、彼は俺を俺にしてくれた。プレイヤーとして自分自身を表現することを許してくれたし、俺とデローザンは4回オールスターに選ばれここでリーダーになった。彼は人間としてNBAプレイヤーとしての成長にとって大きな存在だったんだ。
彼らは決断した。この組織のリーダーとして、俺の仕事はマサイ(球団社長)やボビー(GM)の決断をサポートすることだ。
ケーシーが解任されたことで、今季のメンバーで来季も戦っていくかは分からなくなった。
なおケーシーの後任として、アシスタントのニック・ナースやGリーグチームのコーチを務めるジェリー・スタックハウスが候補に挙がっている。