NBAはもうすぐクリスマスゲームを迎え、各チームの強み・弱みがはっきりとしてきた。
今回はアメリカ大手メディアCBSSportsが選ぶ各チームのここまでで最も大きな失望ポイントと、そのうち面白かったチームの論評を紹介する。
アトランタ・ホークスートレイ・ヤングのシューティング
ボストン・セルティックスージェイレン・ブラウン
ブルックリン・ネッツーカリス・レバートの怪我
シャーロット・ホーネッツーニコラス・バテューム
シカゴ・ブルズージャバリ・パーカー
クリーブランド・キャバリアーズーケビン・ラブの怪我
ダラス・マーベリックスーウエスタンカンファレンスに在籍していること
将来MVPになる可能性があるルカ・ドンチッチとダラスのスカッドが、予想以上の成績を収めていることに全く不満はない。若手プレイヤーは進歩し、ベテランたちは自分たちの役割を見つけている。ここまでで一つだけ失望していることはウエスタンカンファレンスの熾烈さによって彼らがプレーオフに出れないという事実だ。イーストなら確実に成功を収めそうだが、ストロングなスタートにもかかわらず、彼らはウエストのプレイオフ順位の外にいる。
デンバー・ナゲッツー怪我人の多さ
デトロイト・ピストンズーレジー・ジャクソン
ゴールデンステイト・ウォリアーズーデュラントとドレイモンドの口論
ヒューストン・ロケッツーカーメロ・アンソニーの実験
インディアナ・ペイサーズータイリーク・エバンス
ロサンゼルス・クリッパーズールー・ウィリアムスの怪我
ロサンゼルス・レイカーズーブランドン・イングラム
メンフィス・グリズリーズーチャンドラー・パーソンズ(アゲイン)
メンフィスの予想以上の成績を収めている者たちのグループには印象を受けるが、彼らは膝の怪我から帰ってきて今季たった3試合しか出場していないパーソンズのオンコートでの寄与なしでそれをやっている。パーソンズは16-17シーズンにメンフィスと4年約94.4億の契約を結んでから、彼は健康を維持できていないが、少なくとも彼が今季(のチーム)を助けるための希望は少しあったが、とても残念なことにそうはならなかった。なぜならメンフィスは明らかに彼が怪我する前に示していた3ポイントシューティングとプレイメイキング能力を利用できたから。
マイアミ・ヒートーオフェンス
これはかなり一般的な苦情だが、マイアミは今季ここまでボールをバスケットに入れることにとても苦労していて、それはゴーラン・ドラギッチの膝の手術によって更に悪くなる可能性がある。マイアミはオフェンシブ・エフィシエンシーでリーグ25位(105.6)で、FG成功率は最下位のパーセンテージ(43.2)。彼らは怪我で行き詰まっているが、現代のNBAで競争するために必要なオフェンシブポップが彼らのロスター全体で欠けている。ただ、エリック・スポエストラHCはどんな方法でもチームをプレイオフに導く素晴らしいコーチだ。
ミルウォーキー・バックスーヤニスの3ポイントシューティング
ミネソタ・ティンバーウルブズージミー・バトラーのシチュエーション
ニューオーリンズ・ペリカンズーエルフレッド・ペイトンの怪我
ニューヨーク・ニックスーフランク・ニリキナ
オクラホマシティ・サンダーーアンドレ・ロバーソンの怪我具合
オーランド・マジックーエバン・フォルニエのシューティング
フィラデルフィア・シクサーズーマーケル・フルツ
フェニックス・サンズージョッシュ・ジャクソン
ポートランド・トレイルブレイザーズーディフェンス
ブレイザーズは昨季ウエストで3位になり驚きを得て、ディフェンスランクは6位だったが、今季は大きく滑っている。オフェンスはダミアン・リラードとCJマッカラムのおかげで100ポゼッション中111.3得点を記録していたが、ディフェンスは109.8レイティングで18位に位置している。チームはベンチの選手を能力のあるディフェンダーであるエド・デイビスやパット・コノートン、シャバーズ・ネイピアから、ディフェンダーでないニック・スタウスカスやセス・カリー、ジャイク・レイマンに交代させた。それはディフェンスの脱落を説明する助けになる。ブレイザーズはプレイオフシードを狙っているが、ディフェンスから立ち直れば、もう一度危険なチームになるだろう。
サクラメント・キングスーデイビッド・イエーガーとフロントオフィスのゴタゴタ
サンアントニオ・スパーズーディジョンテ・マレーの怪我
トロント・ラプターズー4月までプレイオフが始まらないこと
クワイ・レナードはMVP候補。カイル・ラウリーはリーグトップのアシストを記録。ラプターズはNBAでベストを記録している。では失望することとはなにか?プロスポーツのリーグではピークが早く来すぎることをよく心配しているが、5年連続で印象的なレギュラーシーズンを過ごしながら、期待ハズレで凄惨なプレイオフを過ごしたラプターズは特にそれを気にするだろう。トロントのファンにとって、カレンダーを素早く動かすことはできない。ポストシーズンに街に現れる悪魔を追い払うなら、全員が生産的で健康な状態を保つ必要がある。チームがどれだけうまくスタートできても、すぐにプレイオフに入れないのが唯一残念なことだ。
ユタ・ジャズーオフェンス
ワシントン・ウィザーズージョン・ウォールの契約
ウィザーズは混乱していて、弱いイーストのプレイオフ争いですら外にいて、ウォールが2017年にサインした来季まで動かせない4年約170億の契約を見るとただただ憤慨する。ウォールはまともな数字を残しているが、3ポイントは31%と酷く、チームは今明らかに負けている。机上ではウォールをトレードできると考えるかもしれないが、多分2022-23年に約46.8億を喜んで払うチームを見つけることはとても難しいことになるだろう。