NBA史上最長身長記録保持者であり、その高さからブロックを数々決め(ブロック数2000以上で4000ポイント以下の選手では)NBA史において唯一ブロック数がポイント数を上回る選手であるなど、NBAマニアの中で伝説的選手として有名なマヌート・ボル。
本日はドラフトが行われザイオンや八村がNBA入りを果たし話題をさらった中、そのマヌート・ボルの息子がNBA入りを果たしたのはご存知だろうか?
その名はボル・ボル。オレゴン大学でプレイしていた彼は今回のドラフトではドラフト44位でマイアミ・ヒートに指名され、その後デンバー・ナゲッツがトレードで獲得。今後はデンバーでプレイすることになる。
彼も父と同じように身長が非常に高く、約218センチ、94キロ。父と比べると15センチほど身長は低いが、それでもかなり目立つほど身長が高い。マヌート・ボルの息子ということでディフェンシブな選手と思われがちだが、彼の凄さはこの高身長ながらロングショットを難なく決めることができるということ。現代はジョエル・エンビードやニコラ・ヨキッチなどスキルフルでロングショットを決めることができるセンターが台頭しており、彼は早くからNBAに適応できるスキルを保有している。
大学時代は足の怪我でほとんどを欠場していたため下位指名となった彼だが、高校時代からその能力は一目置かれていた。もし怪我をしていなければ、上位指名も十分に有りえたほどの逸材なのだ。
まだ線が細いためすぐにNBAのフィジカルに対応できるかは未知数だが、ナゲッツにはニコラ・ヨキッチという下位指名(41位)からリーグ屈指のセンタープレイヤーへと上り詰めたボル・ボルにとって良い手本となる選手がいる。もし彼が早くからリーグに馴染むことができれば、ナゲッツはかなり怖いチームになるだろう。
ボル・ボルはどこまでの活躍を披露してくれるだろうか。注目だ。