昨季から大物フリーエージェント獲得の噂が絶えなかったニューヨーク・ニックスだが、夏を迎えるといまいちな補強に終始しファンをがっかりさせてしまった。
その影響もあってか当然現状のニックスに期待しているファンは少ないように見えるが、この夏ニックスへ移籍したタージ・ギブソンはファンのそういった感情を覆したいと考えているようだ。彼の以下のコメントをNY Postが伝えている。
今の俺達は試合に出て競争することにハングリーな奴らを多く見ることができるかもしれない。会話やテキストメッセージや互いの練習を通じてそれを伝えることができる。みんな集中している。みんな試合に出て人々が間違っているということを証明したがっているんだ。
ドラフトで獲得したRJ・バレットに加え、ジュリアス・ランドルやボビー・ポーティス、エルフレッド・ペイトンを獲得したニックス。確かに小粒ではあるが、数年に渡って実力を示してきている選手も多い。またミッチェル・ロビンソン、ケビン・ノックス、デニス・スミスJrなどこれからの活躍が注目されている選手も多く、これらの選手が融合すれば素晴らしいチームになる可能性を秘めている。
10シーズンもの長い間NBAの第一線で活躍してきたギブソンにとっても、新たな場所でハングリーな選手たちと競争できるのは素晴らしい環境と言えるだろう。ハングリーさがあれば試合に勝てるわけではないが、ここからのニックスの逆襲に期待したいところだ。