栄華を極めたブルズ退団以降主に怪我の影響でホームとなるチームを見つけれずにいたデリック・ローズだが、昨季はウルブズでシューターとして復活を果たした。彼が50得点を記録した昨季のウルブズ戦は感動を呼び、男泣きしたローズを見て思わず涙を流したNBAファンも多いことだろう。
そんなローズはやはり、一度引退を考えていたようだ。ニックス時代一身上の都合で練習に来ず引退報道が流れたことがあったが、その時のことについて彼は以下のようにコメント。The NY Postが伝えている。
ニューヨークでの時間は好きだったよ。クールな場所さ。シカゴでの最後数年間でいろんな事があって、俺は休養が必要だと見てた。2017年1月のある日にニックスを離れた時も、そういう事があった。家に帰る必要があったんだ。母親とともにベビーベッドへ行った。みんなが家に来て話をした。家族全員が座ってそのような真剣な話をしたのはそれが初めてで、数回のうちの一つだったんだ。
俺はプレイを終えると決めていたんだ。ブルズで起こった同じようなことがニューヨークでも起こったと見てた。みんなが思っていたシーズンを送れなかったと見てたし、そう考えてた。もはやバスケットボールをしたいかどうかすらわからなかったんだ。特にビジネスであることを感じ始めたときだね。もちろん、バスケットボールはビジネスだ。みんな常に言ってる。だけどバスケをしているんだ。ビジネスであることを感じ始めたときは、楽しくない。投げ出したかった。楽しさがなかったんだよ。
引退危機をなんとか乗り越え、NBAの戦場に返り咲いたローズ。今季はデトロイトでのプレイとなるが、どんなプレイを見せてくれるだろうか。