先日NBAがレギュラーシーズン中に別のトーナメントを開催することを検討している、と報道された。
これはサッカーでいう所の「カップ戦」であり、負ければ終わりの一発勝負。さらにシーズン中に行うことから、レギュラーシーズンの試合が少し短縮される可能性がある。
もしこの案が正式に導入されれば大きな議論を呼びそうだが、ロケッツのPJ・タッカーはこのトーナメントに否定的な見解を示した。彼の以下のコメントをHouston Chronicleが伝えている。
全く気にしていない。カップ戦みたいなもんだよね。NBAにおいて、そんなことは一度もなかったような気がする。俺たちはチャンピオンシップのために戦ってる。それ以外のために戦いたくない。それ以外は何もないんだ。敗者復活戦のようになる?わからない。俺たちはチャンピオンシップのために戦う。
ジェームズ・ハーデンもトーナメント案について「カレッジか?」と否定的な意見を述べている。
現代のスタープレイヤーはタイトル獲得を目標に所属チームを選ぶことが多く、タッカーの意見はNBAプレイヤーの本音だろう。サッカーでは国王杯や天皇杯のようなカップ戦はタイトルの一つとして数えられるが、もし仮にNBAでカップ戦を行いタイトルを獲得しても、チャンピオンシップの称号には叶わない。
ロードマネジメントの流行によりレギュラーシーズンの短縮が考えられている中でこういった意見が出たのだろうが、まだまだ議論は続きそうだ。