開幕から厳しい戦いが続いていたニューヨーク・ニックスは、指揮官のデイビッド・フィッツデールを解任した。
このことについて、ウォリアーズの指揮官を務めるスティーブ・カーは以下のようにコメント。The Athleticが伝えている。
デイビッドの大ファンで、彼のことを長年よく知っているんだ。とんでもなく素晴らしいコーチだよ。そしてこの業界で我々が知っているように、この仕事は非常に壊れやすく、多くのものに依存しているんだ。
コーチできる才能ってのが多分一番なんだけど、それと同じくらい重要なのは組織の強さなんだ。コーチを助け、困難な時期を過ごしている選手を助けるには、強力な組織が必要なんだよ。私はとても恵まれているけど、コーチ全員がそうではないと知っている。厳しいリーグだよ。
フィッツデールはトライアングルオフェンスを推進し見事に失敗したフィル・ジャクソンとその傀儡であるジェフ・ホーナセックの後を引き継ぐ形でニックスのHCに就任したが、21勝83敗と全く良い成績を残すことができなかった。
とはいえニックスは再建期を過ごしており、若手の多いチーム。今夏のFA市場での立ち回りに失敗したことから今季もプレイオフ進出は厳しいのではと予想されていたため、多くのファンは負けが続いたとしても解任されることはないと思っていただろう。
ニックスはここ数年プレイオフに進出できていない。その要因は何か、それはカーのコメントを見ればなんとなくわかるような気がするが、再建期を抜け出す時間はまだまだかかりそうだ
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