セルティックスに所属しているトルコ人センターのエネス・カンターの父親は、以前トルコ政権とトルコのエルドアン大統領を痛烈に批判したことからトルコ政府にその身を狙われている存在である。それに関連しカンターは以前から自身が暗殺される可能性のある存在であることから、アメリカ国外へ出ることを拒否してきた。
そして現状、カンターは自分の家を持つことが出来ていないようだ。彼の以下のコメントをCBCが伝えている。
今俺は家を持っていないんだ。アメリカ、カナダ以外のどこかにいると、エルドアンが雇った殺し屋から脅迫を受けるんだ。だから俺の人生が危険になると思っているんだよ。
俺が何かを言うと、大きく広がる。そして政府はそれを嫌うんだよ。
トルコ政権のことを独裁政権と批判し、政府からテロリストとみなされているカンター。2017年にはカンターに対しトルコ政府が逮捕状を出しており、カンターとトルコ政権の間では長年戦いが続いている。
幸いにもカナダのトロントで行われたクリスマスゲームには出場し、ダブルダブルを記録し勝利に貢献したカンター。身の安全が完全に確保されることを願いたい。