4年目のシーズンを過ごしているラプターズのパスカル・シアカムは、今季ここまで平均23.5得点7.5リバウンドを記録しオールスターに選ばれた。
ラプターズは開幕前昨季のタイトル獲得に貢献したクワイ・レナードやダニー・グリーンなどがFAで離れたことで苦戦が予想されていたが、ここまでイーストでバックスに次ぐ2位をキープ。そのラプターズのリーディングスコアラーとして活躍しているシアカムは、チームの顔と言って良いほどの成長を見せている。
だが、シアカムにとってオールスター選出は予想されたものだったようだ。彼の以下のコメントをUSA TODAY Sportsが伝えている。
オールスター選出は自分のために思い描いていたものだ。俺は常に選ばれる可能性があったと考えていたよ。
ベストになろうとしないなら、そこにいる必要はある?どこでドラフトされるかは問題じゃなかった。俺は昨日の自分よりもより良くなると信じてたんだ。俺はバスケットボールを始めたのが遅かっただけでなく、居るべき場所にいなかったから、他の人間よりも一生懸命練習しないといけないと思っていたんだ。
25歳のシアカムは10年前カメルーンで行われたNBAとFIBAが共同で行っているバスケットボール・ボーダーズ・キャンプに参加しバスケットボールを始めた異色の経歴を持っている。一流選手のほとんどは小さなことからバスケットボールを始めていることから、彼のここまでの練習はとてつもなくハードだったことだろう。
とはいえ彼がNBAの一流選手の仲間入りを果たしたことは、多くのアフリカ人バスケットボールプレイヤーに勇気を与えた。オールスターでもひと暴れしてもらいたい。