今季のルーキーオブザイヤー争いは、ドラフト2位でメンフィス・グリズリーズに指名されチームを牽引しているジャ・モラントが獲得するだろうと言われている。
だが、同じくルーキーながらチームの戦力となっているヒートのケンドリック・ナンは、自身が新人王を獲得すると思っているようだ。彼の以下のコメントをSouth Florida Sun Sentinelが伝えている。
俺が新人王だよ。人々はモラントが新人王だと言うだろうけど、俺はそう思わない。最も価値があるのは勝利だ。俺達は両方ともチームのスタメンガードで、それを維持してる。だけど俺のチームはプレイオフチームだから、新人王は進んで俺に与えてくれ。
ヒートはイースタンカンファレンスで41勝24敗を記録している一方、グリズリーズはモラントの活躍によって一時はプレイオフ進出が見えていたものの失速し32勝33敗となっている。
ナンは2007年ケビン・デュラントが記録した以来初めてキャリア最初の5試合で合計100得点を記録した選手となるなど、序盤に印象的な活躍を披露した。
だがトータルで見ればモラントのほうが成績はよく、まだ試合数の少ないザイオン・ウィリアムソンを除くと全ルーキー中トップとなる平均17.6得点6.9アシストを記録。ナンの活躍は目を見張るものがあったが、一人で下馬評の低かったグリズリーズを一時はプレイオフ争いに導いたモラントには叶わなさそうだ。
なおSNS大好きモラントはこのナンのコメントにツイッターで反応している。
https://t.co/HVFc4rq5Nb pic.twitter.com/8Hx0BtqsaG
— Ja Morant (@JaMorant) April 13, 2020