今夏も多くのFA選手が新たな契約を手にし市場が盛り上がったが、一方で昨季プレイオフで醜態を晒した残り5年約1億7000万ドルのベン・シモンズとスーパーマックス契約を締結しながら怪我により全くプレイできずにいる残り2年約9100万ドルのジョン・ウォールがそれぞれトレードで放出される見通しであるにもかかわらずパートナーを見つけることが厳しい状況に追い込まれているのは皆さんご存じだろう。
全ての契約が上手くいくことは無く、毎年何らかの影響により「不良債権」化してしまう選手は多くおり、NBAから離れたのに契約により数年間お金を払わなければならない選手も存在する。今回はFadeaway Worldがまとめた「引退したのにまだチームから給料を貰っている選手」を紹介しよう。
※バイアウトやウェイブされた契約は例えば5年約1000万ドル→10年約500万ドル(※大体であり、細かなルールがあるため金額の大きさは前後する)と分割させることが出来るため、このような事情が生まれると思われる。またこのリストには引退を表明した選手だけでなく、先日レイカーズとの契約が噂された彼のように正式に引退を表明した訳では無いが何年もNBAのチームと契約できていない選手も含まれている。
ラリー・サンダース
額:約186万ドル
チーム:ミルウォーキー・バックス
長さのあるディフェンシブスキルを持ったショットブロッカーだったため、ラリー・サンダースはミルウォーキーでより価値のある選手になるはずだった。フランチャイズスターと目されたため2013年に総額4400万ドルの契約を締結した。
だが素行不良が彼のキャリアを停滞させ、26歳を最後にバックスを離れることになった。当時のHCだったジェイソン・キッドがサンダースの手助けをしなかったと噂されていたが、どちらにせよバックスは今季も彼に給料を支払わなければならない。