ここ数年期待されながらプレイオフ進出を逃し続けてきたミネソタ・ティンバーウルブズだが、今季はここまで53試合で28勝25敗と貯金を作ることに成功しており、プレイオフ進出が十分に狙える場所に位置している。
さらに現在4連勝を記録しこれからさらに波に乗ろうとしている訳だが、2年目ながらチームのセカンドスコアラーとして活躍しているアンソニー・エドワーズによると、ディフェンスをさらに改善させる必要があるという。彼の以下のコメントをClutch Pointが伝えている。
俺達は気が緩んでいると思う。特にディフェンスを改善しないといけない。俺達は今リーグ29位のディフェンスをしていて、それは酷いものだ。とても良いディフェンシブプレイヤーがいるんだから、こんなに悪くなる訳がない。少し気が緩んでいるんだと思うよ。
ウルブズは今季ここまでリーグ13位となるディフェンシブレーティングを記録しているが、ここ10試合に限定すればエドワーズの言う29位では無いとは言えリーグ25位だという。ウルブズはその10試合で7勝3敗を記録しているためそこまでの問題にはなっていないようだが、プレイオフ進出を狙う上でディフェンスの向上はエドワーズの言う通りマストだろう。
一昨年のドラフト全体1位指名選手であり2年目のシーズンを過ごしているエドワーズはここまで47試合に出場し平均22.2得点4.9リバウンドFG成功率44.1%を記録。一時期はグロ過ぎて直視できなかった3ポイント成功率も36%と持ち直してきており、リーグ屈指のスコアラーとして順調に成長し始めている。
またこのコメントのようにこれまでのウルブズにはいなかった強いメンタリティを持つ選手でもあり、その点でも欠かせない戦力となっている。彼一人でチームのディフェンスを変えることは出来ないが、このコメントがウルブズの意識を変える事は間違いなさそうだ。