日本時間2月9日行われたミルウォーキー・バックス戦で、ロサンゼルス・レイカーズは116対131の大敗を喫した。
この試合ホームにディフェンディングチャンピオンを迎えたレイカーズだが、序盤から失点が止まらずハーフタイムまでに20点差を付けられた。またアンソニー・デイビス、レブロン・ジェームズ、マリク・モンクの新BIG3がそれぞれ20点以上を記録するも、今年に入って酷い不調に陥っているラッセル・ウェストブルックは10得点止まりに終わり、第4クオーターは出場機会が無かった。
そんな中、試合後のウェストブルックの行動が話題に。試合が(実質)終わった後ベンチで疲れた顔をして座っていたレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスに対し、ウェストブルックが何か言葉をかけながら2人を励ますような動きを見せたのだ。
レブロン&デイビスとウェストブルックの顔面が対照的なこの動画はSNSでも話題になり現地Youtubeコメント欄では「レブロンの顔が全てを表してる」「多分これがレイカーとして最後の試合なんじゃないの」「2人とも疲れすぎてラスの顔見てすらない泣」「レブロンは『おいお前トレードするぞ』って顔をしていて、ADは『おい触るな怪我するだろ』って顔してる」など辛辣なコメントで溢れていた訳だが、試合後ウェストブルックがこのことについて語った模様。彼の以下のコメントをSilver Screen and Rollが伝えている。
ただ彼らを励ましただけだ。「タフな試合をし続けよう」とね。彼らの助けになりたいと伝えた。残念ながら俺は彼らを助けることが出来ていないし、だからあそこへ行った。俺はリーダーとして、声として必要な限りどこへでも行く。数字が何であろうが、どう呼ばれようがね。
ウェストブルックによると、いつ試合に出るのか出ないのかわからず、それがリズムを崩しケミストリーを構築できない要因になっているという。
ウェストブルックはこの試合でもオープンでのシュートを打たずターンオーバーを記録する場面や、ディフェンスに戻りきれず相手に3ポイントを決められる場面など、ここ数週間レイカーズファンのテンションを下げてきたプレイをいくつも見せている。改善の兆候は一切見られず、弱点が変わらない限り今後も重要な場面で起用されない場面が続くだろう。
「リーダーとして」声を上げチームメイトを鼓舞することは重要なことだが、大金を貰いながら期待以下の成績に留まっている選手はまず自身のパフォーマンスを向上させなければならない。この調子を続ければ起用法が大きく変更される可能性もあるが、果たしてウェストブルックはリズムが掴めない起用法の中調子を取り戻すことが出来るだろうか。