昨季セルティックスのエースとして素晴らしい数字を残したジェイソン・テイタム。今季は長い間シューティング面で不調に陥りチームも勝率5割を彷徨う時期が続いたが、オールスターブレイク前に一気に調子を取り戻すとチームも勢いに乗り上位進出を果たすことに成功した。
テイタムにはフランチャイズエースとしての活躍が期待されており、まだ若いながらチームの顔として牽引する期待がかけられている。それ故リーダーシップ面での成長もチームを牽引する上では欠かせないが、テイタムはその点で成長を見せているのだろうか。
今季セルティックスに復帰したベテランのアル・ホーフォードによれば、テイタムは既にチームのリーダーとして十分に成長しているという。彼の以下のコメントをNBA.comが伝えている。
リーダーとしての彼の存在は今季中ずっと大きいと個人的には感じている。オフェンスではアグレッシブで有り続けるように、調子の浮き沈みがあってもシュートを打ち続けるようにと自信を与えてくれるんだ。彼は常に俺を励ましてくれる。
彼はリーダーとしての階段を登っている。より声を出すようになっているし、自分が何を考えているか、どう感じているかを俺たちに伝えてくれるようになった。俺にとってそれは信頼に繋がるし、彼が何を考えているかわかりやすくなる。彼は非常に勝ちたがっていて、正しいことをしようとしている。それは、俺達のグループにとって良いサインだよね。
テイタムは今季ここまで平均25.9得点FG成功率43.3%3ポイント成功率32.9%を記録。一時期はFG成功率が4割を切るなどタフショ外すお兄さんと化していたが、現在はタッチを取り戻したように見える。
まだ24歳ながらチームを鼓舞しているテイタムには今後もさらなる成長が期待できるだろう。特に先日のホークス戦でセカンドスコアラーのジェイレン・ブラウンが足首の捻挫により離脱したため、残りシーズンにはテイタムにより多くの負担がかかると見られている。だがチームのボーカルリーダーの1人として、テイタムはチームを盛り上げるに違いない。