開幕前にシクサーズにトレードを要求し以降試合に出場しなかったベン・シモンズだが、デッドラインにジェームズ・ハーデンを含む大型トレードによってブルックリン・ネッツへ移籍した。
シモンズにとってケビン・デュラントやカイリー・アービング、セス・カリーといったトップクラスの得点力を持つ選手が在籍していることは非常に大きなメリットであり、自身のスキルが活きる場所でもある。だが一方で依然と同じようにシュートが欠点であれば、昨季シクサーズで起きた同じような問題が起きるのではとの声も。
だがその点について、今季ネッツに加入しオーストラリア代表としても共にプレイした経験を持つパティ・ミルズは問題を感じていないようだ。彼の以下のコメントをESPNが伝えている。
彼は攻守両面で脅威となるだろうね。オンボールではボールをハンドリングできて、オフザボールではスクリーナーとして優秀。彼は注意を引き付ける素晴らしい脅威を持っていると思う。IQとパス能力、ハンドリング能力を考えると、最低でも我々をより良くしてくれるだろう。
だから間違いなく、オープンコートの状況で彼は最も脅威的になるということさ。特に周りにシューターが居る時はね。だけど言ったように、最低でもベン・シモンズはこのチームをより良くするだろう。本当に楽しみだよ。
シモンズは背中の痛みによりまだ練習に合流していないが、ミルズによればチームメイトとはよく会話を交わしているという。
ネッツは序盤からケビン・デュラントの支配的なスコアリングによりイースト上位をキープしてきたが、デュラントが膝を負傷し離脱すると一気に成績を落としプレイイントーナメント出場が現実味を帯び始めている。
シモンズがネッツにフィットするかどうかは彼が試合に出場しない限り全くわからないのだが、彼はミルズの言う通り最低でもチームメイトを快適にさせるプレイを見せることが出来るだろうか。