2010年の新人王であり2019年に薬物規定違反で追放及び出場資格を剥奪されていたタイリーク・エバンスは、先月下旬再出場資格申請を行い認可された。
ルーキーシーズンに平均20.1得点5.3リバウンド5.8アシストと素晴らしい成績を残しその後は有能コンボガードとしてサクラメント・キングス、ニューオーリンズ・ペリカンズ、メンフィス・グリズリーズ、インディアナ・ペイサーズでプレイしたエバンスにはバックスが早速コンタクトを取ったとの噂が流れていたが、彼を狙っているのはバックスだけではないのかもしれない。
The Athleticによれば、ゴールデンステイト・ウォリアーズがエバンスの獲得を狙っているという。
ゴールデンステイト・ウォリアーズは今週ベイエリアでタイリーク・エバンスとミーティング&ワークアウトを行う予定だという。この10年目のベテランは最近3年間の出場停止処分が空けバックスもワークアウトを行う予定だと以前報じた。
現在32歳のエバンスはこれまでキャリアを通じて平均15.7得点4.8アシストを記録。2019年3月17日にリーグが定めるアンチドラッグプログラムで陽性と判定され、これまで2年もの間NBAでの活動が禁止されていた。
エバンスと同じ事例だと最近ではルーキー時代新人王レベルの活躍を披露しながら、数年後の2016年7月に薬物規定違反による2年間の出場停止処分を受けたOJ ・メイヨが思い出される。ただ彼は出場が可能になった2年後一部のチームが関心を示すもNBA復帰は実現せず、海外でプロ選手としてのキャリアを続けている。NBC Sportsによれば、薬物規定違反で2年間の出場停止処分を受けた選手がNBAに復帰するとなれば、2009年にナゲッツに復帰した「バードマン」ことクリス・アンダーセン以来だという。
2年間実戦から遠ざかっているのは非常に大きなマイナスであり今季中の復帰は難しいと予想されているが、彼の処遇はFA市場で確かな実力のある選手が残っていない今間密かに注目されそうだ。