日本時間3月10日行われたヒューストン・ロケッツ対ロサンゼルス・レイカーズの1戦は、オーバータイムに大きく突き放したロケッツが139対130で勝利した。
この試合は序盤から点差があまり離れない時間が続き、第4クオーター最後の場面レブロンからパスを貰ったカーメロ・アンソニーが相手ディフェンダーを交わしフリーで見ろるレンジショットを放つも外しオーバータイムに突入。だが延長ではロケッツが連続で13得点を記録し一気に試合を決めた。
勝利したロケッツではルーキーのジェイレン・グリーンが38分の出場でキャリアハイとなる32得点を記録。延長では最初の7点を一人で決め続け会場のファンを魅了するなど、この試合の主役として素晴らしい活躍を披露した。
そのグリーンの活躍の陰には、とあるチームプランが大きく影響していたかもしれない。試合後のグリーンのコメントをNBC Sportsが伝えている。
メロをアイソレーションの状況にさせてアタックするゲームプランだった。そしてチームメイトが俺にパスを出し続けてくれたんだ。だからその後どうするか分かっていた。
グリーンは第4クオーターの終わりからオーバータイムにかけて一人で連続9得点を記録したが、その内7得点はカーメロがマッチアップしていた時だったため、ロケッツは今季ディフェンスで明確な穴となっているカーメロを徹底して狙っていたのは明らかだった。その内2回はグリーンが完全にフリーな状態でシュートを放っている。
ただ試合後そのプランを言ってしまうのは珍しい笑
レイカーズはこれで28勝37敗とシーズンの勝ち越しすら危うい状況に。ここからの日程は非常に厳しいため再建期を過ごしているロケッツ相手には何としても勝ちたかったところだが、オーバータイムでは完全にガス欠を起こしていた。次の相手はワシントン・ウィザーズとこちらも今季厳しい時を過ごしているチームだが、もしウィザーズに敗れることがあれば状況はさらに厳しくなりそうだ。