日本時間3月17日に行われたシカゴ・ブルズ対ユタ・ジャズの戦いは、ホームのジャズが125対110で快勝した。
勝利したジャズはエースのドノバン・ミッチェルが大当たり。たった29分の出場で3ポイント9本を含む37得点を記録し、チームを勝利に導いた。またルディ・ゴベールが14得点20リバウンド、ベンチから出場のジョーダン・クラークソンが26得点を記録した。
一方ここ数週間強豪チームとの対戦が多いスケジュールだったブルズはこの試合に敗れ直近10試合で8敗目。一気に調子を落としており、序盤の勢いは鳴りを潜めている。
またウェスタンカンファレンス4位のユタ・ジャズに敗れたことで、ブルズは今季東西カンファレンストップ5チームとの対戦成績が3勝17敗に。強豪との対戦で全く勝てておらず、プレイオフで勝ち進む力があるのか疑問視され始めている状況だ。
その点について、チームのエースの1人であるザック・ラビーンは以下のようにコメント。The Athleticが伝えている。
強豪チーム相手に立ち向かっていく必要がある。俺達は競争を恐れていないし、強豪チームとのプレイでもっと良くならないといけないと感じてる。特にプレイオフに入ると、グッドチームとの対戦しか無い。俺達は強豪に勝って自身を付け始めないといけない。
競争できているし、競った試合をしている。だけど勝つことが出来ていない。それが一番の問題だと思う。これまでが全て無駄になってしまうから、この問題を乗り越える方法を見つける必要がある。
オフの補強が軒並みフィットし序盤からイースタン・カンファレンスの首位争いを牽引してきたブルズだが、怪我人の増加により徐々に成績を落とすと、ここ10試合で一気に成績を下げ現在イースタン・カンファレンス5位。プレイイントーナメント圏内の7位ラプターズとはたった2ゲーム差しかなく、このままの状況が続けばストレートでプレイオフに進出することすら危うくなる。
ただ残り13試合も引き続きフェニックス・サンズやミルウォーキー・バックスといったリーグトップクラスのチームとの対戦を控えており、Tankathonが算出しているチームの残りスケジュールのキツさランキングを見ると、ブルズはロサンゼルス・レイカーズを抑えリーグトップとなっている。
これからの戦いが今季のブルズのポイントとなってきそうだが、果たしてブルズは強豪チームとの戦いで勝利し自信を手にすることができるだろうか。