今夏行われる予定のドラフト指名会議の行方を占うNCAAトーナメントが現在行われており、例年通り大きな注目を集めている。ただ昨季は高校時代トップクラスの選手と評されながらGリーグの新設チーム「イグナイト」で1年過ごすことを決断したジェイレン・グリーン、ジョナサン・クミンガのように、大学以外の道を選択した有望選手がいくつかおり秘かに注目を浴びてきた。
そして今夏のドラフト候補にもグリーンやクミンガと同じ道を辿っている選手が何人かいるのだが、その中でもっとも著名なのがジェイデン・ハーディーだろう。彼は高校3年目のシーズン平均30.4得点9.1リバウンド8.4アシストと圧倒的な数字を残しマクドナルドオールアメリカンに選出されると、ケンタッキー大やUCLAなど超有名大学からのオファーを断りGリーグ入りを決断し注目を集めていた。
そのハーディーが、今夏のドラフトについて語った模様。曰く自身は世代のベストプレイヤーだという。彼の以下のコメントをRookie Wireが伝えている。
俺はこのドラフトのベストプレイヤーだと感じている。俺はNBAGリーグでプレイしたけど、Gリーグは世界で2番目に素晴らしいバスケットボールリーグだと思う。俺は今NBAで戦っているモーゼス・ムーディー、ジョナサン・クミンガのように今NBAにいる奴らと戦った。彼らはNBAで良い時間を過ごしているよね。
だから俺は毎試合NBAレベルのタレントの戦っている。それだけでなく、毎試合ゲームから学んでいる。より快適になっているし、ミステイクから学んでいる。ベテランを相手にした時の映像を見ている。上手くいっているんだ。
そう語るハーディーだが、彼が上位で指名される可能性は非常に低くなっている。今季のシーズンが始まるまで彼は3位指名以上が確実視されていたようだが、
現在は1巡目後半以降での指名が有力視されるように。Gリーグではここまで12試合しか出場しておらず、平均17.6得点ながらFG成功率35.1%3ポイント成功率26.9%と効率面でグロい数字を叩き出してしまっている。
ただそれでも1月の試合ではシーズンハイとなる31得点を記録するなど、ポテンシャルの高さを見せている。本人はプレドラフトで挽回すると意気込んでいるようだが、果たして彼の思い通りになるだろうか。