今季序盤から不調に陥っていたポートランド・トレイルブレイザーズは、冬のトレードで恐らく今季限りにプチ再建を断行。特に大きく注目されたのはこの数年ダミアン・リラードと共にチームを牽引したCJ・マッカラムのトレードであり、このトレードによりブレイザーズはペリカンズからジョシュ・ハート、トーマス・サトランスキー、ニキール・アレクサンダー・ウォーカーを獲得した代わりに、マッカラム、ラリー・ナンスJr、トニー・スネルを放出していた。
このトレードはもちろんマッカラムの放出を決断したブレイザーズに大きな注目が集まっていたのだが、裏で面白い出来事が起きていた模様。
最近公開されたESPNの記事によれば、このトレードに巻き込まれレイカーズ時代親友だったジョシュ・ハートとラリー・ナンスJrが、一時的にお互いの家を「交換」していたという。
ハートとナンスは共にプレイしたレイカーズ時代親友になった。ナンスはハートが2017年にレイカーズにドラフトされたときすでに2シーズンをレイカーズで過ごしていた。両者ともに4年を大学で過ごしていたためか、ビデオゲームや家族、犬やチェルシー(サッカークラブ)などで短い間にすぐに友情を育んだ。
「一緒にフォートナイトをやったんだ。ビデオゲームは手段だった。ビデオゲームをチームメイトや友達の家でやっていたら時間を使う。より深い友情が生まれ始めたんだ」とハートは語った。
そしてデッドラインで、彼らは再びチームメイトになるチャンスを得た。ペリカンズはマッカラム、ミニマム契約の選手で取引をしようといていて、少なくともハートはその取引に含まれることが確定していた。そしてナンスは興奮した。「またジョシュと共にプレイ出来るのは素晴らしいね って感じで俺は興奮していた」とナンスは語った。だがそれは起こらなかった。
2人はトレード前夜フェイスタイムで話をした。ハートはナンスにサラリーをマッチさせるため、一緒にロッカールームをシェアすることは無いだろうと伝えたのだ。「残念だった」とハートは語った。「シーズン途中でトレードされるということには多くの意味がある。そして全てが速いペースで動く。サトランスキーも違う意味でトレードされ、アレクサンダーウォーカーも違う意味でトレードされた。そして俺はここにいるんだ」