昨季イースタンカンファレンス4位でレギュラーシーズンをフィニッシュするという望外の結果を残しリーグ最大のサプライズチームの一つになったニューヨーク。だが今季は序盤からオフェンスでもディフェンスでも苦しみ、現在34勝42敗のイースト11位。プレイイントーナメント圏内の10位ホークスとは4.5もあり、ここから順位を上げる可能性は非常に低いと見られている。
プレイオフ進出が絶望的になれば若手プレイヤーに経験を積ませる時間を作る選択肢も生まれて来るだろうが、ニックスのHCを務めるトム・シボトーによれば正式に決まるまで諦めるつもりはないようだ。彼の以下のコメントをYahoo Sportsが伝えている。
一番重要なのは、若手プレイヤー全員がプレイし貴重な経験値を手にしているということだ。そして敗退が決まるまで、敗退するつもりはない。
だからこそ、我々のチームは心で諦めてほしくない。敗退が決まるまで、戦い続けたい。成長している複数の選手達がいて、諦めないことで成長を促そうとしている。それ以外考えていない。
オールスターブレイク以降我々はとても良いバスケットボールをプレイしている。残念ながら序盤から勝つことができなかったけど、グッドチーム相手に良いバスケットボールをしてきた。キツいロードの日程があって、その影響を受けてきたんだ。
ニックスの残り試合が6試合しか無いことを考えると、ここからホークスより上の順位でフィニッシュする可能性は極めて低い。だがオールスターブレイク以降は9勝8敗と勝ち越すなど意外と悪くない成績を残しており、故にその僅かな可能性をシボトーは信じているのかもしれない。
残り6試合全てがイースタンカンファレンスとのチームであり、その中にはキャバリアーズ、ホーネッツ、ネッツ、ラプターズといったプレイイントーナメント闘いを繰り広げているチームも含まれている。諦めないオールスターブレイク以降勝ち越しているニックスはそれらのチームにとって厄介な存在となるだろうが、ニックスは残り試合でどんなパフォーマンスを披露してくれるだろうか。
なおニックスは先日ベンチスコアラーとしてセカンドユニットを牽引するはずだったデリック・ローズの残り試合全休を発表している。