開幕からベン・シモンズというチーム2番めに優れた選手を欠いた状態で戦っていたフィラデルフィア・セブンティシクサーズだが、ジョエル・エンビードのMVPレベルの活躍もあり今季ここまで46勝30敗のイースタンカンファレンス4位につけている。
ただここ3試合はフェニックス・サンズ、ミルウォーキー・バックス、デトロイト・ピストンズに敗れ3連敗。特に日本時間4月1日行われたピストンズ戦の敗戦はイースト1位通過を狙っていたチームにとって非常に痛く、1位マイアミ・ヒートとは2.5ゲームもの差が開いてしまった。
ピストンズ戦後チームを指揮するドック・リバースは不調だったジェームズ・ハーデンを皮肉るコメントを残しSNSなどで少し話題となっていたようだが、この不調によりまたしても胡散臭い噂が流れてしまっている模様。
NBAインサイダーのWosny Lambreがうっすい情報源からのうっすい噂ばっかり流すメディアでお馴染みThe RingerのSpotify番組に出演し話したところによると、シクサーズの一部の選手達はドック・リバースに不満を抱いているという。
数週間前、球団社長ダリル・モーリーの関係者かどうかは分からないが、シクサーズの内部側の選手達ときちんとした関係を持った。彼らから聞いたのは、彼らがドック・リバースに良い感情を抱いていないというものだった。彼のローテーション、哲学、やっていること全てに良い感情を抱いていなかった。
シクサーズがレイカーズと対戦した先週、私はチームに近いとある人物と偶然出会った。私は「申し訳ないが、君たちのことを今季ファイナルに行くチームとして選ぶことはできない」と言った。そして彼は「私も無理だと思う」って感じだったんだ。
いや適当すぎる。これをニュースにして良いのか。
ただ今回のハーデンに対するコメントにしかり昨季のベン・シモンズに対するコメントにしかり、リバースHCには選手達とのコミュニケーションに関し見逃せない欠点があるようにも見える。また2010年ボストン・セルティックスをファイナルに導いて以降はプレイオフで失敗を重ね続けており、特に2シーズン前クリッパーズを指揮していた際プレイオフで大逆転劇を演じられてしまって以降その手腕には疑問符が付けられていた。
もし今季もプレイオフで失敗するようであればリバースの立場は危うくなるだろうが、彼はそうならないためにチームを纏め力を引き出す能力を発揮することが出来るだろうか。