昨夏のNBA2021ドラフト全体35位でニューオーリンズ・ペリカンズから指名され入団したハーバート・ジョーンズ。開幕前こそ無名の存在だった彼だが、チームの軸となるはずだったザイオン・ウィリアムソンが開幕から欠場を続けたことからスターターとして起用され、最終的に78試合に出場。ドラフト2巡目の1年目としては異例となる平均29.9分の出場時間を獲得し、その新人離れしたディフェンスを武器にチームのローテーションに食い込む活躍を見せた。
その彼について、フェニックス・サンズのエースでありプレイオフ第1ラウンドで戦っているデビン・ブッカーが言及したようだ。彼の以下のコメントをRookie Wiresが伝えている。
彼の直感。あれは教えることが出来ないものだし、彼は長い間ディフェンスに重きを置いてきたんだろう。多くの人を見て学んで、ルーキーとしては珍しい。オフェンスでも彼は値する称賛を得られていないと思う。自身を持ってプレイしてる。ショットを打つときに恐れていない。多くのチームはあえて彼から離れてあえてシュートを打たせたと思うけど、十分に上手くシュートしていると思う。彼はとても素晴らしいヤングタレントだよ。
アラバマ州生まれアラバマ育ちアラバマ大出身のジョーンズは今季平均9.5得点3.8リバウンド1.7スティールを記録。出場時間数、総ブロック数で全ルーキー中3位と密かに強烈な数字を残しており、総スティール数130個は2位スコッティ・バーンズから50個も多いダントツトップの数字。主にディフェンス面でチームに欠かせない戦力として活躍してきた。
また1年目からプレイオフの舞台を経験することになり、日本時間4月18日に行われたフェニックス・サンズとのファーストラウンド初戦でもスタメンとして起用され31分に出場。大きな経験を積んでいる。
現状ニューオーリンズ・ペリカンズとフェニックス・サンズには大きな戦力差があるため、苦しい戦いを強いられると見られている。ただその中でもリーグ屈指の点取り屋であるブッカーが称賛したジョーンズの活躍に密かに注目したい。