2021NBAドラフト全体6位でオクラホマシティ・サンダーに指名されたジョシュ・ギディー。当初は彼の能力や指名順位の高さを疑問視する声が多かったが、序盤からNBAに適応し驚きの活躍を見せた。
そのギディーについて、オクラホマシティ・サンダー創設時からGMを務めケビン・デュラントやラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデンなど後の殿堂入り候補を指名したサム・プレスティが言及したようだ。彼の以下のコメントをRookie Wireが伝えている。
ジョシュ・ギディーは良いプレイヤーだと思う。年齢を考えると、彼はほとんどの人間の機体を上回っていると思う。今季指名された殆どの選手よりも年齢が若い。そしてとてもとても飲み込みが早いんだ。飲み込みの早さが結果に現れていると私は思う。
試合を重ねるにつれ、彼を相手選手たちがどう守るかなどをね。チームがもう一度対戦して相手が同じようなことをすれば、彼はその先のプレイをするだろう。
身長203cmの大型ポイントガードであるギディーは昨季母国オーストラリアのプロリーグであるNBLで活躍しNBAスカウトからの関心を惹きつけたが、年齢が若いことや線が細いことなどから上位指名されることは無いと予想されていた。
だがドラフト当日前シーズン超絶タンクを行いながら最上位指名権の獲得に失敗したサンダーが、ジョナサン・クミンガやデイビオン・ミッチェルといった上位指名が有力視されていた選手を抑えギディーを指名。リーグやファンに悪い意味で驚きを与えていた。
ギディーは今季54試合に出場し平均12.5得点7.8リバウンド6.4アシストを記録。FG成功率41.9%3ポイント成功率26.3%とシューティング面で明確な欠点を抱えているが、それを補って余りあるスキルとIQ、パスセンスを披露し開幕前の低い評価を急上昇させている。
まだ19歳であり弱点もわかりやすいため無限の可能性を秘めていると言えるが、プレスティに飲み込みが早いと称賛されたギディーは来季更なる成長を見せてくれるに違いない。